2012年2月1日水曜日

テクナGP Bait Finesse新機種追加。

今年のティムコは本当に新作が多くて紹介するのも大変。。(汗)

さて、今回はテクナGPのNEWロッドです。
それもベイトフィネスモデルの2機種を紹介。

近年、ベイトフィネスが脚光を浴びていますが
オリジナルは沢村幸弘プロそしてフェンウィックです。

今では各メーカーがこぞってベイトフィネスモデルを出してきていますが
フェンウィックでは昨年までに11機種ものベイトフィネスモデルをラインナップ。
その中にはハードベイト専用となるTFシリーズも含まれており
他メーカーの追随を許してはいません。


そして!!

今年もさらにベイトフィネスのラインナップは充実したものとなります。
今年のベイトフィネスモデルを含めると全部で、なんと17機種!!
ベイトフィネスモデルだけでこのラインナップは強烈!!

フェンウィックではスーパーテクナ、テクナGP、ゴールデンウィング
それにエリートエナジーの4パターンのブランクスの素材別で出しています。
価格帯の違いがあり、なんとなく価格でロッドの差を認識されている方が
多いように感じますが、僕は全く価格は意識していません。

どのロッドでも1番大切なのは、狙いの釣りにマッチしているかどうか。です!!



例えば・・・
僕が「ジョインテッドクロー178」を使うときに
「S-TAV70CMHJ」と「ENG70CMHJ」を使い分けます。

いろんな状況にもよりますが
比較的、投げる場合。そして遠くでフッキングしたい時は「S-TAV70CMHJ」
近距離またはサイトでショートピッチで使う時は「ENG70CMHJ」
てな具合で使い分けています。

なぜこんな使い分けをするかというと
近距離だとシャープで感度の高いS-TAV70CMHJではフッキングの際に
口切れやフックの初期掛かり時にフックにストレスが集中しフックが伸びてしまうことを
防ぐ狙いがあります。
サイトでバスが見えていたら、なおさら力んでフッキングしてしまうことも。
この動作をENG70CMHJにすることにより、一瞬のタイミングのズレが生じ
一見、ワンテンポ遅れることが、かえって綺麗なフッキングとなるわけです。
��ホンマに0.01秒くらいですけどね。)
だから、高いロッド=最高のロッドとはなりません。
使っている素材が違えば値段も違うということです。


話が脱線しましたが・・・


テクナGPはアラミドヴェールという素材を使っています。
これはフェンウィックの特許により、他メーカーのロッドでは使えません。
この素材のおかげで「しなやか」だけどトルクフルなロッドが出来上がります。
マキモノなどを扱う場合、「しなやか」で喰い込みの良い竿が理想です。
しかし、「しなやか」というだけではトラウトロッドやグラスロッドに
ありがちなコシの無い竿が多く存在するのも、また事実。

「しなやか」でありながら曲がった時(負荷のかかった時)は全身で受け止める竿が
トルクフルでしなやかなロッドとなります。
テクナGPのようなロッドですね。

「トルク」についてよく聞かれますが、わかりやすく言うと
排気量の高いスポーツカーでバスボートを引っ張ろうとしても
タイヤが空回りするだけで前には進みません。進んだとしても止まりません。
なので重量もあり排気量もあるランクルのような車でないとバスボートのような
重たいものは引っ張れないということです。
これが「トルク」です。

この話では車が竿。バスボートが魚とイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
重たく引きの強い魚はトルクのあるロッドのほうが何倍もやり取りが楽ということです。

でも、スピードではランクルはスポーツカーには勝てません。
たとえるなら、スポーツカーはシャープで軽いロッドとなります。


またまた話が脱線してしまいました。。(汗)


という訳でマキモノに最高の相性となるテクナGP
マキモノ専用機種としてTFシリーズがありますが
TFシリーズ“Bait Finesse”の新機種が登場です。

TF-GP64CLJ“Bait Finesse Pluggin'"
昨年リリースしたTF-GP64CULJ“Bait Finesse Pluggin'"のパワーアップ版。
マキモノにはステルスペッパーやセイラミノーのような引き抵抗が
ほとんど感じないルアーもあれば
クランクベイトのようにブリブリ泳ぐ抵抗の強いものもあります。
TF-GP64CULJ“Bait Finesse Pluggin'"は正直、ステルスペッパー70Sを
気持ちよく扱うことが目的だったため、クランクなど引き抵抗のあるものを
巻くにはちょっとパワー不足だったんです。
そこでちっちゃなクランクやシャッドも気持ちよく扱うロッドがいるな。
っと、なったわけです。

僕がTF-GP64CLJ“Bait Finesse Pluggin'"で気持よく使えると思うルアーは
アスカ45、RC0.5。スケアブロー48、タイニーブリッツにDTN。
シャッドではソウルシャッド、ライブリーペッパー、マッドペッパーシャッド
それにスーパースレッジやSH60。
もちろん、普通なミノーでもビーフリーズ65やX70なんかも
めちゃめちゃ気持ちよく操作できるロッドです。

キャスト~リトリーブ~フックアップ~ランディングと文句なしの出来栄え。
釣りをしていて楽しくなるロッドですね。



そしてもう1本は↓

TAV-GP69CMLJ“Bait Finesse Special'"
このロッドは昨年、夏ごろから頻繁にテストしていたモデル。
すでにラインナップにあるTAV-GP69CLP+Jのパワーアップ版。
琵琶湖ガイドでもフォロー用として最後の切り札的存在なロッドでした。
汎用性が高く、使い勝手の良さが魅力。
琵琶湖のような高もある濃いウィードや高さのある漁礁。
旧吉野川のような流れ+ハードストラクチャー(テトラなど)でのテストでは
いい思いをさせてくれました。

やはり自然な喰わせとフックアップ直後のリフトパワーは
他のロッドでは真似のできないテクナGP。

僕は8~10LBラインを多用していましたがラインブレイクは皆無。
テトラや漁礁といった一瞬で切れそうなスポットでもデカいバスを引き寄せるパワー。
まさに「ベイトフィネススペシャル」を感じ取れる1本。



これまで通り↓

TFシリーズはフィット感を求めストレートグリップ。
そしてトリガーあり。

TFシリーズ以外は軽さを追求しセパレートグリップを装備。
ベイトフィネスモデルのみラウンデッドトリガー採用。

もちろんガイドセッティングもそれぞれ1本1本違ったコダワリのある
フィネスガイドシステムで組まれています。


まだまだ語りたいことは山盛りありますが
今日はこのへんで。。

質問はフィッシングショー当日、ティムコブースでお待ちしておりますので
お気軽に話しかけて下さいね!!