そこで今回は僕の2011シーズンを振り返ります。
いろんな思いを胸に開幕した2011シーズンのTOP50シリーズ。
開幕戦となった高知県・早明浦ダム戦。
昨年(2010)の最終戦で3位になった相性の良いフィールドだ。
今年は4月22~24日と春の開催となった。
震災の影響により、細かいレギュレーションの変更はあったものの無事、開催。
地元の多大な協力に感謝。
しかし、前週の寒波と大会直前の水温上昇によりフィールドの状況は大きく変わった。
プラでは、プリスポーンのバスを横の釣りで捕れていたが
やはり「春」という時期的に変化しやすいことと
TOP50選手のフィッシングプレッシャーにより、試合初日、自分のパターン壊滅。
結局、アジャスト出来ずに、まさかのノーフィッシュで帰着。
初日結果は0匹・0グラム。54位・・・。
僕の2011シーズンは「0」からのスタートとなってしまった。
「TOP50年間優勝」を目標に掲げていた自分にとっては
大会初日でいきなりの黄色信号が点った。。
初日終了後から降りだした大雨。
自分に更なる追い打ちをかけるかのようなフィールドの変化。
何も考えがまとまらないうちに2日目のスタートを迎えた。
スタート後は「勝負しなければ・・・」という思いから最上流へ直行するが
前日から降りだした大雨による水量で、上流域はアマゾン川と化していた。
今思えば、このことが冷静さを取り戻し、今自分に釣れる魚を探す作業を心がけ
横の釣りから点の釣りにシフトし、なんと、すぐさま4連発!!
1スポットで「ゲーリー・マルチスティック3.5」の1/16ozのDSのみ。
春に多いプリのスクールにうまくハメることが出来た。
リミットメイクは逃したものの4匹・4115グラムをウェイイン。
��からの予選通過。54位から25位まで捲ることに成功。
底なし沼に片足突っ込んでいた状況を何とか免れた。
しかし春はやはり気難しい。
最終日は同じようなテンポで釣って行くもサイズダウン。
天候が良くなり過ぎてちびっ子バスの活性が上がったのか?
狙っているサイズが釣れない。
なんとか終了間際に1匹キャッチしたが、そのまま終了。
最終日は3匹・1316で最終成績は1つしか順位を上げられず24位で初戦を終えた。
初戦を終えて
「初戦から出だし最悪。」という思いと
「なんとか踏ん張った。」というのが本音。
兎にも角にも
第2戦は外せないスタートとなった。
続く第2戦の地は霞ヶ浦・・・のはずだったのだが
東日本大震災の影響により会場は変更。
急遽、岡山県・旭川ダムがTOP50第2戦の地となった。
旭川ダムは自身、何度も行っているフィールドだけに
気合を入れて望んだのだが・・・。
ここでもTOP50名物!?大会直前の大荒れの天候。
旭川ダムは当然、ド茶濁り&水温急低下・・・。。
6月10~12日開催というバスフィッシングにとっては一番釣れる時期と言っても
過言ではない時期にも関わらず、稀に見るタフなトーナメントとなった。
1日1匹釣れるかどうか・・・と本気で思うくらいタフな試合。
試合当日・スタートの直後まで戦略もプランも何もなくスタート。
「その場、その場で釣るしかない。」というのが戦略となった旭川ダム戦。
千載一遇のチャンスをモノに出来るかどうかが上位へのキーとなった。
初日はそんな千載一遇のチャンスが目の前で起こることに。
偶然にも目の前でボイル発生。
すかさず投げた自身プロデュース「ステルスペッパー70S」で
値千金の1540グラムのキッカーをキャッチで25位スタート。
釣れない試合では順位よりもノーフィッシュをやらないことが先決。
とにかく、毎日ウェイインすれば自然と順位は上がる。
だから、25位でも上々のスタート。
2日目はひたすらブッシュへのカバー打ちに専念。
テキサスリグ8.8グラムの「バイズクロー3.5」を一体何キャストしたのだろう。。
2日目は朝イチにキッカーとなる1878グラム。
で2日目は単日8位。
2日間トータルで8位で予選通過。
初戦を良くない成績で終えているため、少しでも順位を上げることを目標に
3日目も同じくテキサスオンリー。カバー撃ちオンリー。
名竿「TAV-GP69CMHJ」でひたすらピッチ&フリップ。
メインエリアとしていた上流域にはもうバスはいなかったが
なんとか1匹搾り出すことが出来た。
釣れない時間が長いトーナメントだったが
モチベーションの維持が結果となった1戦だった。
結果、お立ち台ぎりぎりセーフの5位でフィニッシュ。
早明浦ダムでの出遅れを取り戻すことが出来た。
続く第3戦の地は四国は徳島県。真夏の旧吉野川。
この試合をいい成績でくぐり抜けることが出来れば年間ランキングも見えてくる一戦だ。
旧吉野川はTOP50が毎年、開催されている言わば全員が熟知しているフィールド。
しかし、旧吉野川戦でも試合直前に台風が直撃。
直前プラクティスが1日キャンセルになるなど、ここでも水温低下&濁りとの戦いに。
いつもなら5キロ、6キロというハイスコアが出る旧吉野川ですが
今回ばかりはどうなることやら・・・。
本当に2011シーズンのTOP50はアジャスト能力が問われる試合が多い。
「チャターベイトをやっつけるべく」開発してきたマル秘ルアー。
透明度が高ければ・・・。
蓋を開けてみれば結局、上位はチャターベイトでしたね。
ド茶濁りということで僕の作戦は巻くよりも撃つ方がメイン。
旭川ダム戦同様、ヘビーカバーの釣りを押し通す作戦をとり
初日は3匹・3234グラムで15位と普通なスタート。
年間ランキングを考えるとこの試合は
なんとしてもシングル以内で終えることが条件だったため
リスクは高いが自分が信じたカバー打ちをやり抜くしかないと思い
結果的に旭川ダムに続き2戦連続でカバー打ちがメインパターンとなった。
2日目はやはり厳しく↓
2匹・1816グラム。
来ればデカイ、カバーのバスに勝負したが撃沈。
予選は通過したものの2日間トータル17位とこれまた普通な成績。
上位を狙っていただけにモチベーションの維持に苦戦したが
最終日もバスのいなくなったカバーをひたすら撃ち続け
2本をウェイインすることが出来たがトータル17位は変わらず・・・。
最終成績は17位でフィニッシュ。
ここまでの成績を見ても
第1戦 早明浦ダム 24位。
第2戦 旭川ダム 5位。
第3戦 旧吉野川 17位。
年間を考えると残り2戦を最低でもお立ち台でくぐり抜けないと
いけない状況になってしまった。
4戦は福島県・桧原湖。
5戦は茨城県・北浦水系。
秋のスモールマウスとマッディーシャローという両極端なフィールド。
どっちのフィールドでも釣るしかない!!
次回は2011・TOP50シリーズ後編。
いろいろありすぎて2回に分けて振り返ります。。