第3戦・「霞ヶ浦・北浦水系戦」を優勝という最高のカタチで終え
暫定年間ランキングも首位という追われる立場として迎えることとなった第4戦「桧原湖戦」
ここ数年、確実にサイズアップしている桧原湖のスモールマウス。
また開催時期も8月30~9月1日と夏から秋に変わる時期のため
プラクティスでは釣ることはもちろん、複雑な桧原湖の地形の把握作業に大半の時間を費やした。
プラクティスで大事なのは「試合当日に釣れるサカナを予想して見えない個体を追うこと」
プラクティスでいくら釣っても、どれだけデカいサカナを釣っても何の意味は無い。
水位、水質、風、ベイトフィッシュの動き、ウィードの発育具合などなど
すべてを複合しながら予想し、練習する。
この地道な作業が試合本番で土壇場に追い込まれた時に勝敗を左右することが多い。
当たり前だけど、試合中は誰も助けてはくれない。信じるものは自分のみ。
年間チャンプという異様なプレッシャーがかかった状況だったが試合本番では
思いの外、平常心で戦えた。それもすべては練習からくる自信の賜物だったような気がする。
初日3750㌘で6位と好スタートを切り、2日目は少しウェイトを落とし3230㌘で13位。
2日間トータル順位は4位と上出来の予選だったのだが・・・
3日目は何が変わったのか?巻いて釣れていた個体が全く消えてしまった。
ここから歯車が狂いだし「さらに上位を目指し、この試合の優勝を狙うのか?」
それとも「年間優勝を意識して順位を落とさないように守りに入るのか?」
上位を狙うには「巻いて釣るしか無い」
守るには「スローなライトリグで拾っていく展開」
最終日は時間が短いため、時間的なプレッシャーも、のしかかってきた。
結局3日目は最後までどっちつかずな最低な内容の1日にしてしまった。
これまで、積み重ねてきたものは何だったのか?
試合が終わっても自己嫌悪に陥ってしまった。。
予選順位4位から最終結果は10位に踏みとどまり
暫定年間ランキングも首位をキープできていたことが唯一の救いだった。。
桧原湖での最低な1日から「最終戦では絶対に自分の釣りをしよう。」と心に決め挑んだ。
その最終戦は四国は徳島県「旧吉野川戦」
プラクティスも長期間、行ったわけだが全くと言っていい程いい手応えはなく
とにかく1日1匹というのが絶対条件。1匹釣れば次の1匹が目標という印象だった。
練習でこの手応えならば、試合本番ではもっと厳しくなることが容易に想像できたため
練習ではとにかく、「どこにルアーを投げるべきか?投げてはいけない場所はどこか?」
という試合で無駄な動きをしないための練習を行った。
それと同時にロッド・リール・ライン・リグ・フックっといったタックル面でもミスが無いように
最善の注意を払いながら選んでいった。
「釣れない試合で一番大切なモノは、折れない心」以外ない。
心が折れないように信頼できるタックルと自信のもてるスポットだけを選び
1投目からラストキャストまで、マシンのように同じリズムで繰り返すことが出来るメンタル。
そして、試合中に感じたことを思うがまま柔軟に方向修正出来るメンタル。
全ては強い気持ちを持ち続けられるか。だと僕は思っている。
そして、いよいよ最終戦を迎える。
最終戦では、つり人社「Basser」さんがプレスで乗ってくれたので写真は少ないけど
本誌では臨場感たっぷりな内容で解説してくれているので気になる方は是非。
僕にとっても宝物になりました。
大会初日、とにかく1匹を目標に自信の持てるスポットだけを撃つラン&ガン。
厳しいのは十分、分かっていたけど、やっぱり厳しくお昼までノーバイト・ノーフィッシュ。
お昼すぎにようやくバイトがあるも、20センチほどのノンキーパー。。
何もなかったかのように再び釣り続けると、すぐにナイスキーパーがヒットするも
消波ブロック越しにアプローチしていたため、抜き上げ途中でポロリ・・・。。
正直「ワールドチャンピオンになるにはどれだけ過酷なんだ・・・」っと心の中で想っていた。
でも心は折れることはなく淡々とキャストを繰り返し
3度めの正直でなんどかナイスキーパーを釣り上げることが出来た。
結果、初日はこの1匹だけしか釣れなっかった。。初日順位は38位。
普通に考えると急ブレーキで追い込まれるところだったのかもしれない。
ただ、今思い出しても追い込まれた感はなく、むしろワクワクしていた。
理由はよく分からないけど・・・その時は不思議な感情だった。
そして2日目。今日は今シーズンの「BIG DAY」っと自分に言い聞かせ
雨の中、自分の釣りを淡々とこなしていった。
結果的にはこの日も3バイト。
シャローカバーで約1300㌘と4㍍に沈む沈船で約1400㌘。
そしてシャローのブレイクで約700㌘をランディング直前でバラし。
2日目の結果は約2700㌘で11位。辛くも予選を25位でクリアできた。
周りで見ている方々はドキドキだったと思うけど、僕自身はワクワクしっぱなしだった。
本当に楽しく釣りができたことが結果に現れたように思う。
そして全てが決まる3日目。
開始早々からこの日もワクワク。スタート後すぐにシャローのブレイクで
1匹をキャッチし、そのまま、会場近くで粘るも何も起こることなく帰着。
2013シーズンのTOP50最後のサカナとなった。
最終戦の最終順位は22位。
終わってみれば、3日間でウェイインしたバスは4匹。
消波ブロック・シャローカバー・ディープの沈船・シャローのブレイクと
釣ったスポット、リグはバラバラ。
これはただ闇雲に釣りをしていったわけではなく、色んなシチュエーションに
合わせて釣っていった結果であり、まさに今シーズンの自分を象徴するような釣れ方だった。
その瞬間、その瞬間を釣っていくという柔軟な発想から行動に移せた結果だと思う。
「試合前から今日はこの場所で、このリグで。」なんてのは僕が理想とする釣りではない。
自分が追い求めてきたスタイルでこの結果を出せたことが一番嬉しいし
2013年という年が僕のスタイルに合ってくれた様に思う。
ここまで続けてこれたのも、僕一人のチカラではなく、多くの人達の支えがあったからに他ならない。
スポンサー各社をはじめ、ガイドゲストの方々、ファンの皆様、先輩プロ・後輩プロの皆様、友人、家族。
他にも挙げればキリがないほど多くの人達のお陰でTOP50という過酷なシリーズを戦い抜く事が出来ました。
本当に感謝という言葉以外ありません。
僕に関わる全ての方々に感謝申し上げます。
もっともっと成長出来るよう、皆様の期待に答えられるよう
釣りを通して、釣りの楽しさを伝えられるように精進していきます。
長く苦しく、そして最高の2013シーズン。 本当にありがとう。
2013年12月31日火曜日
2013年12月28日土曜日
「2013シーズン 総括」 前編。
早いもので今年も終わろうとしています。
大型台風の直撃などにより過去最長のシーズンとなった2013。
トレイル中は「なんて長く苦しいシーズンなんだ。。」っと思っていたが
終わってみれば、あっという間だった。
今となっては早く来シーズンにならないかなぁ。なんて思ったりも。。
今年の総括として長く苦しい、そして僕にとって最高の2013シーズンを
振り返っていこうと思います。
(長くなるし、ダメダメだったのでマスターズ・シリーズは省きます。 汗。。)
初戦はここ数年定番化している「高知県・早明浦ダム」
4月19~21日。春本番を迎えようとしているビッグリザーバー戦。
当然プリスポーンの個体が上がってくるであろうスポットを何箇所か見つけ
それらスポットのラン&ガンで走り回るいつもの僕の展開で戦った。
基本は各クリークで水温上昇とともに上がってくるブリッブリのビッグバスが狙いだった。
なので、陽が昇り水温が上がるまでは我慢の釣りで
ダウンショット・ミドストを中心にスローな釣りで陽が昇ってからはラン&ガンの
ペースを上げ、上がってくる個体を狙う戦略だったのでが・・・
結果論になるが、試合当日の天候の流れが時間が経つにつれて、水温低下し
季節も逆戻りとなった為、僕がメインとした「上がり口」は徐々にパワーダウンし
レンジ的にも一段下の「セカンダリー」っと言われるスポットにバスが集中し
今大会の上位陣はモノの見事にこれらのバスを釣ってきていた。
魚が少なくなっていくことを感じていながらも、試合途中で戦略を変えることが出来なく
早明浦ダム戦は14位。サイズに恵まれ、なんとか大崩れは阻止した一戦だった。
続く第二戦は久しぶりの九州。「福岡県・遠賀川」
季節的には6月7~9日とアフタースポーニングも季節だったが
数年前までの遠賀川のイメージとは全くかけ離れた釣れないフィールドコンディション。
原因は不明だが、ミッドスポーンとかアフタースポーンとかアーリーサマーとか
そんな言葉は皆無。(試合ではそんな言葉は全く関係ない。釣れるかどうかだけ。。)
季節感がなく、とにかく1匹1匹を丁寧に釣っていく試合となった。
決して広いとはいえない遠賀川。プラクティスを行ったイメージでは上流域では
比較的、アベレージサイズが小さい(250㌘~400㌘)が粘れば複数匹釣れるイメージ。
中流~下流域では数と狙うスポットは少ないもののアベレージサイズは大きく
(1キロ前後、2キロフィッシュの可能性もある)戦略が成績を大きく左右する試合展開となった。
僕の狙いは中流~下流域で1日3バイト・3キロが目標だった。
今思っても、紙一重な試合展開だったが、人一倍の練習量が土壇場に追い込まれた精神状態の
崩壊を阻止し、最後の最後まで魂の入ったキャストを続けることができ試合結果は4位入賞。
初日3匹。2日目も3匹。3日目は1匹。3日間で7匹しか釣っていないが、この試合でも
魚のサイズに恵まれた。(もちろん、狙っていないと釣れないサイズだけど。)
また、この試合ではただ一人、驚異的なスコアを出してぶっちぎりの優勝を飾ったプロがいた。
そう「沢村幸弘プロ」
誰もが把握している場所で、他人が釣っていた後に入っても魚を釣る技術。
エリア的にも比較的近くに居た僕には「沢村プロのルアーだけをバスが選んで喰っている」
まさに、そんな感じに見えた。本当に。。
遠賀川戦では4位と良い成績に思われるかもしれないが、1位と4位の差は数字だけの差ではなく
久しぶりに良いモノを見せてもらったし、感動すらした。
競技者である以上、常に敵だし、勝たなければいけない立場なのは当然だが
トーナメントでは自分には感じ取れない釣りをマザマザと見せつけられたりする。
それも目の前だったり、自分が通したスポットであったり・・・
そして試合後には投入していたルアーまでもが僕と同じだったことを知らされる。。
(ルアーはスイミーバレット3.8のネコリグ)
それを知った僕は・・・この先はご想像にお任せします。
「プロとしてギャラリーもメーカーも地元アングラーも。そして同じ試合で戦うTOP50選手をも
魅了した完璧なまでのパフォーマンスだった。」
未知の世界を見せつけてくれた沢村プロには本当に感謝。
続く第三戦は茨城県・「霞ヶ浦・北浦水系戦」
開催は7月20~22日と季節的には夏本番を迎える時期だったが
季節外れの寒波。というか涼しい状況。そして初日は北東風ババ荒れによる「中止」
TOP50では中止は稀で、初日キャンセルが湖のコンディションをリセットし選手全員が
イーブンスタートとなった。
正直プラクティスでは釣れ釣れだった。1日15匹ほど釣った日もあったり・・・
むしろ釣れ過ぎたことで引き出しが増え、戦略を整理することが大変だったが
初日が中止となったことで、釣っていたバスたちがどこに動くのか?
アジャストしていくことに重点をおいて、2日目を戦った。
シャローからディープ。アシやドッグ、石積み、浚渫、消波ブロック、杭、ブレイクと
とにかく広く早く探っていき、それなりにどこでもバスは釣れた。
ただ、分かったことはシャローではサイズが恵まれず、唯一サイズが良かったのが「杭」だった。
初日は5位スタート。5匹の内2匹が杭の魚で共にキロアップ。
2日目は昼前から「杭」パターンにシフトし結果的に5匹とも杭の魚で揃い
2日目はトップウェイトをマークし悲願であったTOP50初優勝を飾ることが出来た。
そして三戦を終えて年間暫定ランキングも首位に踊り出ることが出来た。
この後、「JBワールドチャンピオン」という見えない大きなプレッシャーとの戦いが始まった。
後編に続く。。
大型台風の直撃などにより過去最長のシーズンとなった2013。
トレイル中は「なんて長く苦しいシーズンなんだ。。」っと思っていたが
終わってみれば、あっという間だった。
今となっては早く来シーズンにならないかなぁ。なんて思ったりも。。
今年の総括として長く苦しい、そして僕にとって最高の2013シーズンを
振り返っていこうと思います。
(長くなるし、ダメダメだったのでマスターズ・シリーズは省きます。 汗。。)
初戦はここ数年定番化している「高知県・早明浦ダム」
4月19~21日。春本番を迎えようとしているビッグリザーバー戦。
当然プリスポーンの個体が上がってくるであろうスポットを何箇所か見つけ
それらスポットのラン&ガンで走り回るいつもの僕の展開で戦った。
基本は各クリークで水温上昇とともに上がってくるブリッブリのビッグバスが狙いだった。
なので、陽が昇り水温が上がるまでは我慢の釣りで
ダウンショット・ミドストを中心にスローな釣りで陽が昇ってからはラン&ガンの
ペースを上げ、上がってくる個体を狙う戦略だったのでが・・・
結果論になるが、試合当日の天候の流れが時間が経つにつれて、水温低下し
季節も逆戻りとなった為、僕がメインとした「上がり口」は徐々にパワーダウンし
レンジ的にも一段下の「セカンダリー」っと言われるスポットにバスが集中し
今大会の上位陣はモノの見事にこれらのバスを釣ってきていた。
魚が少なくなっていくことを感じていながらも、試合途中で戦略を変えることが出来なく
早明浦ダム戦は14位。サイズに恵まれ、なんとか大崩れは阻止した一戦だった。
続く第二戦は久しぶりの九州。「福岡県・遠賀川」
季節的には6月7~9日とアフタースポーニングも季節だったが
数年前までの遠賀川のイメージとは全くかけ離れた釣れないフィールドコンディション。
原因は不明だが、ミッドスポーンとかアフタースポーンとかアーリーサマーとか
そんな言葉は皆無。(試合ではそんな言葉は全く関係ない。釣れるかどうかだけ。。)
季節感がなく、とにかく1匹1匹を丁寧に釣っていく試合となった。
決して広いとはいえない遠賀川。プラクティスを行ったイメージでは上流域では
比較的、アベレージサイズが小さい(250㌘~400㌘)が粘れば複数匹釣れるイメージ。
中流~下流域では数と狙うスポットは少ないもののアベレージサイズは大きく
(1キロ前後、2キロフィッシュの可能性もある)戦略が成績を大きく左右する試合展開となった。
僕の狙いは中流~下流域で1日3バイト・3キロが目標だった。
今思っても、紙一重な試合展開だったが、人一倍の練習量が土壇場に追い込まれた精神状態の
崩壊を阻止し、最後の最後まで魂の入ったキャストを続けることができ試合結果は4位入賞。
初日3匹。2日目も3匹。3日目は1匹。3日間で7匹しか釣っていないが、この試合でも
魚のサイズに恵まれた。(もちろん、狙っていないと釣れないサイズだけど。)
また、この試合ではただ一人、驚異的なスコアを出してぶっちぎりの優勝を飾ったプロがいた。
そう「沢村幸弘プロ」
誰もが把握している場所で、他人が釣っていた後に入っても魚を釣る技術。
エリア的にも比較的近くに居た僕には「沢村プロのルアーだけをバスが選んで喰っている」
まさに、そんな感じに見えた。本当に。。
遠賀川戦では4位と良い成績に思われるかもしれないが、1位と4位の差は数字だけの差ではなく
久しぶりに良いモノを見せてもらったし、感動すらした。
競技者である以上、常に敵だし、勝たなければいけない立場なのは当然だが
トーナメントでは自分には感じ取れない釣りをマザマザと見せつけられたりする。
それも目の前だったり、自分が通したスポットであったり・・・
そして試合後には投入していたルアーまでもが僕と同じだったことを知らされる。。
(ルアーはスイミーバレット3.8のネコリグ)
それを知った僕は・・・この先はご想像にお任せします。
「プロとしてギャラリーもメーカーも地元アングラーも。そして同じ試合で戦うTOP50選手をも
魅了した完璧なまでのパフォーマンスだった。」
未知の世界を見せつけてくれた沢村プロには本当に感謝。
続く第三戦は茨城県・「霞ヶ浦・北浦水系戦」
開催は7月20~22日と季節的には夏本番を迎える時期だったが
季節外れの寒波。というか涼しい状況。そして初日は北東風ババ荒れによる「中止」
TOP50では中止は稀で、初日キャンセルが湖のコンディションをリセットし選手全員が
イーブンスタートとなった。
正直プラクティスでは釣れ釣れだった。1日15匹ほど釣った日もあったり・・・
むしろ釣れ過ぎたことで引き出しが増え、戦略を整理することが大変だったが
初日が中止となったことで、釣っていたバスたちがどこに動くのか?
アジャストしていくことに重点をおいて、2日目を戦った。
シャローからディープ。アシやドッグ、石積み、浚渫、消波ブロック、杭、ブレイクと
とにかく広く早く探っていき、それなりにどこでもバスは釣れた。
ただ、分かったことはシャローではサイズが恵まれず、唯一サイズが良かったのが「杭」だった。
初日は5位スタート。5匹の内2匹が杭の魚で共にキロアップ。
2日目は昼前から「杭」パターンにシフトし結果的に5匹とも杭の魚で揃い
2日目はトップウェイトをマークし悲願であったTOP50初優勝を飾ることが出来た。
そして三戦を終えて年間暫定ランキングも首位に踊り出ることが出来た。
この後、「JBワールドチャンピオン」という見えない大きなプレッシャーとの戦いが始まった。
後編に続く。。
2013年11月1日金曜日
新作「PDL メタルクローザー」
早いもので今日から11月。今年もあと2ヶ月となりましたね。
秋本番という雰囲気も出てきた今日この頃。
そんな寒さが厳しくなってくると活躍の機会が多くなる新作のメタルバイブをちょっと紹介。
新作「PDL メタルクローザー」
偶然にも昨年の冬?(この前の冬?)琵琶湖でブームとなったメタルバイブの釣りですが
当然、テストを開始したのは琵琶湖で釣れだすよりも、もっと前の春頃から着手し
「日本全国、フィールドを問わず釣れるメタルバイブ」ということをコンセプトに開発をスタート。
もちろん、琵琶湖の冬も「本当に冬か?」っと思うほど良く釣れ、実績は申し分なしです!!
僕の経験上、メタルバイブの釣りで最も多いバイトチャンスは
「フォール中」もしくは「着底の瞬間」の二通り。
なので、この2つのアクションを追求することから始まった。
まずはフォール。
この「メタルクローザー」を見て頂けると分かる通り、トレブルフックが1本。そしてフェザー。
なぜこんなフックセッティングになったかというと・・・
「フォール中にフェザーフックがパラシュートの役目を果たし
真っ直ぐ狙ったところに的確に落とせる」というのが一番の狙いである。
これまでの通常のメタルバイブではダブルフックが前後にセットされていて
フォールさせて見れば分かるが、イレギュラーに予測不能な落ち方をする。
これはこれで釣れる。のだが・・・狙ったとこには落とせない。
特に冬の管理釣り場などでサイトでバスを狙う際は、狙ったところに落ちなくて
イライラした経験があり、「効率悪っ!!」って思ったこともしばしば・・・
見えていて落とせないのに、見えないレンジやマッディーウォーターでは尚更
「こんな効率悪くて、釣れるの?」っという思いが何度もあった。
また、背ビレを設けることにより、アイの位置を上げることに成功し、振り子の要領で
僅かなリフトでもレスポンスのよいアクションを実現できた。
真っ直ぐ落ちるというアクションはメタルの釣りによくある
「エビ(フックがラインに引っかかる)になりにくい」というメリットも、もたらしてくれた。
そしてフォールした後の着底。
フェザーフックがもたらした効果は真っ直ぐ落ちるというだけではなく、着底した瞬間
1瞬、フェザーが浮いていてくれることで、低活性なバスの弱い吸い込みにも
追従するメリットも得られた。
そして、さらにはショートバイト時にありがちな口の外掛かりにも「トレブルフック」を使うことで
皮一枚を拾えることも判明し、名前の通りクローザー(締めくくる)的なメタルが誕生した。
(ダブルフックでは口の中に入らないと掛かりません。)
※ラインアイは2つ。
「前方アイ」はリトリーブで使用する。テールフックのみのセッティングのため
根がかりも減少。
「後方アイ」はハイリフト&フォールで使用。ボート釣りなどでは、ひたすら同じ場所に
落とし続けることが可能となり、極めて効率よく探れるようになりました。
(別名:シューティングメタル)
厳しいときこそ活躍する僕の自信作です!!
秋本番という雰囲気も出てきた今日この頃。
そんな寒さが厳しくなってくると活躍の機会が多くなる新作のメタルバイブをちょっと紹介。
新作「PDL メタルクローザー」
偶然にも昨年の冬?(この前の冬?)琵琶湖でブームとなったメタルバイブの釣りですが
当然、テストを開始したのは琵琶湖で釣れだすよりも、もっと前の春頃から着手し
「日本全国、フィールドを問わず釣れるメタルバイブ」ということをコンセプトに開発をスタート。
もちろん、琵琶湖の冬も「本当に冬か?」っと思うほど良く釣れ、実績は申し分なしです!!
僕の経験上、メタルバイブの釣りで最も多いバイトチャンスは
「フォール中」もしくは「着底の瞬間」の二通り。
なので、この2つのアクションを追求することから始まった。
まずはフォール。
この「メタルクローザー」を見て頂けると分かる通り、トレブルフックが1本。そしてフェザー。
なぜこんなフックセッティングになったかというと・・・
「フォール中にフェザーフックがパラシュートの役目を果たし
真っ直ぐ狙ったところに的確に落とせる」というのが一番の狙いである。
これまでの通常のメタルバイブではダブルフックが前後にセットされていて
フォールさせて見れば分かるが、イレギュラーに予測不能な落ち方をする。
これはこれで釣れる。のだが・・・狙ったとこには落とせない。
特に冬の管理釣り場などでサイトでバスを狙う際は、狙ったところに落ちなくて
イライラした経験があり、「効率悪っ!!」って思ったこともしばしば・・・
見えていて落とせないのに、見えないレンジやマッディーウォーターでは尚更
「こんな効率悪くて、釣れるの?」っという思いが何度もあった。
また、背ビレを設けることにより、アイの位置を上げることに成功し、振り子の要領で
僅かなリフトでもレスポンスのよいアクションを実現できた。
真っ直ぐ落ちるというアクションはメタルの釣りによくある
「エビ(フックがラインに引っかかる)になりにくい」というメリットも、もたらしてくれた。
そしてフォールした後の着底。
フェザーフックがもたらした効果は真っ直ぐ落ちるというだけではなく、着底した瞬間
1瞬、フェザーが浮いていてくれることで、低活性なバスの弱い吸い込みにも
追従するメリットも得られた。
そして、さらにはショートバイト時にありがちな口の外掛かりにも「トレブルフック」を使うことで
皮一枚を拾えることも判明し、名前の通りクローザー(締めくくる)的なメタルが誕生した。
(ダブルフックでは口の中に入らないと掛かりません。)
※ラインアイは2つ。
「前方アイ」はリトリーブで使用する。テールフックのみのセッティングのため
根がかりも減少。
「後方アイ」はハイリフト&フォールで使用。ボート釣りなどでは、ひたすら同じ場所に
落とし続けることが可能となり、極めて効率よく探れるようになりました。
(別名:シューティングメタル)
厳しいときこそ活躍する僕の自信作です!!
2013年10月26日土曜日
遠賀川イベント。
11月23日(土・祝)にて遠賀川でフェンウィック試投会&ミニトーナメント&僕のセミナーが行われます。
試投会は主に「テクナPMX」を全機種。
それも僕が普段使っているタックルをそのまま、展示します。
もちろん、リールは「KTF」
ラインは「サンライン」
まさに試合で投入しているままの状態です。
その他にも「アイアンホーク・フックセッター」や「スーパーテクナ」等も持っていきます。
さらにはミニトーナメントでも上位入賞者はもちろん、じゃんけん大会もあり、かなりレアな賞品が登場するかも!?!?
そしてセミナーでは、トップ50で培ったノウハウや遠賀川の攻略法などなど。
まぁ~、何でも聞いて下さい!!って感じです。(笑)
とにかく、楽しいイベントとなることでしょう。
皆様のご参加、心よりお待ちしております!!
会場はJB戦などでもお馴染み「仲間市役所・駐車場」です。
試投会は主に「テクナPMX」を全機種。
それも僕が普段使っているタックルをそのまま、展示します。
もちろん、リールは「KTF」
ラインは「サンライン」
まさに試合で投入しているままの状態です。
その他にも「アイアンホーク・フックセッター」や「スーパーテクナ」等も持っていきます。
さらにはミニトーナメントでも上位入賞者はもちろん、じゃんけん大会もあり、かなりレアな賞品が登場するかも!?!?
そしてセミナーでは、トップ50で培ったノウハウや遠賀川の攻略法などなど。
まぁ~、何でも聞いて下さい!!って感じです。(笑)
とにかく、楽しいイベントとなることでしょう。
皆様のご参加、心よりお待ちしております!!
会場はJB戦などでもお馴染み「仲間市役所・駐車場」です。
2013年10月24日木曜日
BBブラザーズ、ロケ。
1日1日があっという間に過ぎ去っていく超ハードスケジュール真っ只中です。
トップ50シリーズは終わりましたが、忙しさは間違いなく加速してます。。
トップ50最終戦以後は大阪でティムコのディーラーショー。翌週は東京の本社でディーラーショーと僕の為に祝勝会を。
その後、すぐにマスターズ最終戦の為、野尻湖で試合を行い
昨日まではカスミ水系にて「釣りビジョン」さんの人気番組「BBブラザーズ」のロケ。お馴染み松田悟志さんとオカッパリ。果たしてブラザーになれたのか?
そして、その直後は「ルアーマガジン」さんの撮影&取材。
てな具合で西へ東へと忙しい日々を送っております。。
本来ならばエリート5に向け準備しなければイケナイところではありますが
大型の台風が接近しているため、予定も大幅に変更。。
スケジュールの整理が大変。。
体調もグダグダなので、しっかり調整します!!
トップ50シリーズは終わりましたが、忙しさは間違いなく加速してます。。
トップ50最終戦以後は大阪でティムコのディーラーショー。翌週は東京の本社でディーラーショーと僕の為に祝勝会を。
その後、すぐにマスターズ最終戦の為、野尻湖で試合を行い
昨日まではカスミ水系にて「釣りビジョン」さんの人気番組「BBブラザーズ」のロケ。お馴染み松田悟志さんとオカッパリ。果たしてブラザーになれたのか?
そして、その直後は「ルアーマガジン」さんの撮影&取材。
てな具合で西へ東へと忙しい日々を送っております。。
本来ならばエリート5に向け準備しなければイケナイところではありますが
大型の台風が接近しているため、予定も大幅に変更。。
スケジュールの整理が大変。。
体調もグダグダなので、しっかり調整します!!
2013年10月16日水曜日
ここ最近の琵琶湖。
ここ最近は大きく分けて2つの釣りがメイン。
北湖ディープでのデカバス狙いと南湖でのジャークベイトの釣り。
北湖でのディープの釣りでは、今、僕がテストを繰返している「ビロビロ~~ン(仮称)」というヘンテコなワームを使ってデカイのが反応してます。
とりあえず釣果の一部をアップ。
北湖ディープでのデカバス狙いと南湖でのジャークベイトの釣り。
北湖でのディープの釣りでは、今、僕がテストを繰返している「ビロビロ~~ン(仮称)」というヘンテコなワームを使ってデカイのが反応してます。
とりあえず釣果の一部をアップ。
2013年10月9日水曜日
JBワールドチャンピオン獲得。
すでにご存知の方も多かと思いますが
「JBワールドチャンピオン」に輝くことが出来ました。
「JBワールドチャンピオン」に輝くことが出来ました。
気がつけばJBにプロ登録して11年もの時間が経っていた。。
20歳の時に「30歳までにワールドチャンピオン」という目標でJBにプロ登録し戦ってきたが
残念ながら30歳最後のシーズンであった昨年までに、この目標を達成することは出来なかった。
正直「もう辞めよう。」っと思ったことも数回ではない。
しかし、そんな心が折れかけた時には
いつも励ましてくれ、背中を押してくれる人たちの存在があった。
「泣きの1年」、「背水の陣」という覚悟を決めて戦った今シーズン。
折れない心、高いモチベーションを維持し
バスという魚のことだけを考え、想い、ただガムシャラに泥臭く戦った結果が
最高の結果となった。
「JBグランドスラム達成」
(ワールドチャンピオン)
(バスアングラー・オブ・ザ・イヤー)
(クラシック)
(エリート5)
11年間、前だけを見てガムシャラに走ってきた道を振り返ると
JBのビッグタイトルをすべて獲得していた。
この結果は当然、僕一人のチカラではなく
ファンの方々、スポンサー様、先輩プロの方々、後輩のみんな、友人・仲間、家族。
その他にも挙げればキリがないほどの僕を支えて下さった方々がいたからこその結果であり
感謝という気持ちしかありません。
心より御礼申し上げます。
今シーズンもいよいよ大詰めに差し掛かってきています。
JBのビッグタイトル「エリート5」や「JBクラシック」等、大事な試合も残っており
余韻に浸っているヒマはありません。
自分はまだまだ成長途中のアングラーです。
自分の可能性を信じ、また次の試合へ向け走り出します。
今後とも「北大祐」を宜しくお願い致します。
2013年9月5日木曜日
TOP50第4戦・桧原湖 終了。
TOP50第4戦・桧原湖戦が終了した。
ティムコチーム3連覇を目指し、戦ったが・・・
やはりTOP50シリーズは、そんなに甘いものでは無かった。。
それでは今回の試合を振り返っていこうと思います。
今回のプリプラクティスは計11日間。
お盆休みが重なるスケジュールだったため、何日か前倒ししての練習となった。
プリプラクティスの時点では毎日4キロは瞬殺で釣れるほどの爆釣な桧原湖だったが
釣り欲を抑え、北浦戦同様、約8割の時間を徹底的な湖の把握作業に費やした。
(残り2割はガイド等。)
いつも言っていることだが、試合前にいくら釣っても試合本番で釣れなければ
全く意味のないサカナとなるのがトーナメント。
「偶然でも、マグレでも、奇跡でも、試合で釣ってくるアングラーが凄いしエライし、評価される。」
これがトーナメント。
今回の練習でも試合本番を見据えて約3週間先をイメージして練習に励んだ。
オフリミット(禁止)期間中は野尻湖に場所を移し、ガイドに明け暮れる毎日。
スモールマウスのリズムを徹底的に体に叩きこみ、いざ試合に挑むことに。
試合直前の2日間ある公式プラクティス。
予想通りに減水が進み、プリプラクティス時よりも1.5~2メートル減の水位。
プリプラクティス時に好調だった虫パターンやバンクのキャロ等がパワーダウン。
かなり季節が進んでいるように思えた。
不安定な天候、季節の変わり目ということで
サカナのコンディションも落ち着いていないようなイメージ。
湖流、光量、気圧、風など状況の変化に応じ
「その瞬間、その瞬間を釣っていくこと」柔軟な対応力が問われる1戦になるように思えた。
そして試合本番。
朝から突風混じりの強烈な悪天候の中、数少ないバイトを一つづつ丁寧にキャッチしていった。
基本的にはディープのワカサギにつく個体を「ガルプ マイクロシェーキ-」のダウンショットを使ったのシューティング。
そして、バスが浮いたタイミングでは巻きの展開でスピィーディーに広範囲から拾っていく展開。
ライブウェルの中には最小600グラム。
600グラム以上のサカナを狙って捕れる釣りを模索したが、結局サイズアップに苦戦し初日終了。
初日結果・5匹約3700グラムで6位。
もっと釣れているのでは。っと予想していたので6位は上々のスタート。
だた、サイズアップに課題を残してしまった。
続く2日目。この日は晴天・ピーカンの中、スタート。
ワカサギにつく個体は完全にニュートラルモードとなってしまい朝から大苦戦の展開。
しつこく自分の釣りを押し通すものの、10時過ぎまでギリギリキーパー1匹のみ。。
仕方なくフォローに用意していたバンクのエビパターンにシフト。
バイト自体少ないものの、バンクに絡む、ウィードや立木、オダなどをライトキャロで狙って
なんとか拾っていく厳しい展開を強いられた。
天候の急変についていくことが出来ないまま、2日目が終わってしまった。。
結果・5匹約3200グラム。
単日順位は極普通な人だったが、思いの他、周りの選手も苦戦を強いられたようで
2日間のトータル順位は2つ上げて4位。
予想に反し、今回も上位を伺えるポディションで最終日を迎える事ができた。
ただ、完全に持ち駒は使い果たし、2日目終了の時点で戦えるだけの要素は無かったのかも。。
そして決勝の3日目。
決勝日は「ロッド&リール」さんがプレスで乗って頂いたのだが・・・
崩れた天候に「もしかして。。」っと思ったが、朝イチにキロアップのスモールをミスし
最後まで崩れたリズムを立て直す事はできず・・・撃沈。
最終成績は10位までダウン。
勝ちにこだわったはずの攻めの姿勢は
最後の最後で迷いが生じ、あっという間に地獄に突き落とされてしまった。
ここへきて一番、やってはいけない試合をしてしまった。
ただ、今回も多くの収穫を得たのも事実。
今回の課題を次の最終戦へ持っていけることが最大の収穫かもしれない。。
ティムコチーム3連覇を目指し、戦ったが・・・
やはりTOP50シリーズは、そんなに甘いものでは無かった。。
それでは今回の試合を振り返っていこうと思います。
今回のプリプラクティスは計11日間。
お盆休みが重なるスケジュールだったため、何日か前倒ししての練習となった。
プリプラクティスの時点では毎日4キロは瞬殺で釣れるほどの爆釣な桧原湖だったが
釣り欲を抑え、北浦戦同様、約8割の時間を徹底的な湖の把握作業に費やした。
(残り2割はガイド等。)
いつも言っていることだが、試合前にいくら釣っても試合本番で釣れなければ
全く意味のないサカナとなるのがトーナメント。
「偶然でも、マグレでも、奇跡でも、試合で釣ってくるアングラーが凄いしエライし、評価される。」
これがトーナメント。
今回の練習でも試合本番を見据えて約3週間先をイメージして練習に励んだ。
オフリミット(禁止)期間中は野尻湖に場所を移し、ガイドに明け暮れる毎日。
スモールマウスのリズムを徹底的に体に叩きこみ、いざ試合に挑むことに。
試合直前の2日間ある公式プラクティス。
予想通りに減水が進み、プリプラクティス時よりも1.5~2メートル減の水位。
プリプラクティス時に好調だった虫パターンやバンクのキャロ等がパワーダウン。
かなり季節が進んでいるように思えた。
不安定な天候、季節の変わり目ということで
サカナのコンディションも落ち着いていないようなイメージ。
湖流、光量、気圧、風など状況の変化に応じ
「その瞬間、その瞬間を釣っていくこと」柔軟な対応力が問われる1戦になるように思えた。
そして試合本番。
朝から突風混じりの強烈な悪天候の中、数少ないバイトを一つづつ丁寧にキャッチしていった。
基本的にはディープのワカサギにつく個体を「ガルプ マイクロシェーキ-」のダウンショットを使ったのシューティング。
そして、バスが浮いたタイミングでは巻きの展開でスピィーディーに広範囲から拾っていく展開。
ライブウェルの中には最小600グラム。
600グラム以上のサカナを狙って捕れる釣りを模索したが、結局サイズアップに苦戦し初日終了。
初日結果・5匹約3700グラムで6位。
もっと釣れているのでは。っと予想していたので6位は上々のスタート。
だた、サイズアップに課題を残してしまった。
続く2日目。この日は晴天・ピーカンの中、スタート。
ワカサギにつく個体は完全にニュートラルモードとなってしまい朝から大苦戦の展開。
しつこく自分の釣りを押し通すものの、10時過ぎまでギリギリキーパー1匹のみ。。
仕方なくフォローに用意していたバンクのエビパターンにシフト。
バイト自体少ないものの、バンクに絡む、ウィードや立木、オダなどをライトキャロで狙って
なんとか拾っていく厳しい展開を強いられた。
天候の急変についていくことが出来ないまま、2日目が終わってしまった。。
結果・5匹約3200グラム。
単日順位は極普通な人だったが、思いの他、周りの選手も苦戦を強いられたようで
2日間のトータル順位は2つ上げて4位。
予想に反し、今回も上位を伺えるポディションで最終日を迎える事ができた。
ただ、完全に持ち駒は使い果たし、2日目終了の時点で戦えるだけの要素は無かったのかも。。
そして決勝の3日目。
決勝日は「ロッド&リール」さんがプレスで乗って頂いたのだが・・・
崩れた天候に「もしかして。。」っと思ったが、朝イチにキロアップのスモールをミスし
最後まで崩れたリズムを立て直す事はできず・・・撃沈。
最終成績は10位までダウン。
勝ちにこだわったはずの攻めの姿勢は
最後の最後で迷いが生じ、あっという間に地獄に突き落とされてしまった。
ここへきて一番、やってはいけない試合をしてしまった。
ただ、今回も多くの収穫を得たのも事実。
今回の課題を次の最終戦へ持っていけることが最大の収穫かもしれない。。
2013年7月24日水曜日
TOP50 第3戦 北浦戦優勝!!
すでにご存じの方も多いかと思いますが・・・
TOP50第3戦北浦にて念願のTOP50初優勝を飾ることが出来ました。
まず初めに、スポンサー様、応援してくださる多くの皆様、ガイドゲストの皆様、その他にも
挙げればキリが無い程、大勢の僕を支えてくれる方々が
居てくれたからこその結果であることは紛れも無い事実。
僕に関わるすべての方に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!!
それでは試合を振り返っていこうと思います。
プリプラクティスは10日間。毎日12時間以上という長期に渡る練習を行いました。
しかし、練習とは言っても普通に魚釣りをしていたわけではなく、半月先(いや、今後)の
フィールドコンディションの予想。季節的に魚の動くであろうルートの模索を徹底的に行なった。
当然、10日間ではこのフィールドの完全把握は不可能。
各エリア、エリアに絞ってのプリプラクティスとなった。
そして、試合直前の公式プラクティス。
初日は北浦本湖を中心に。2日目はカスミ本湖とそれらをつなぐ川を探った。
結果、魚影自体は川が濃いが、他の選手とのバッティングや移動時間のロスト。
さらには北浦本湖のバスの活性がやたら高かったことで
試合本番では北浦本湖で勝負することを決めた。
「DAY1」
朝から北東風が吹き荒れ、まさかのスタート待機。
1時間ほど、待機し大会本部が出した結果は初日は中止。
本来3日間で行われるTOP50。
2日間になったことで「まとめる釣り<ハイウェイト」を求められる試合展開となった。
もちろん、試合が3日間だろうが2日間だろうが
毎日、全力で戦うのみなので特に意識することは無かった。
「DAY2」
そして、いよいよTOP50北浦戦が始まるDAY2。
北浦本湖で勝負することは心の中で決まっていたが
フライトが4番という好スタートだったため、浮気心が出て一人で独占できる掘割エリアを
ファーストポイントに選んだが、土曜日ということでオカッパリアングラーとのバッティング。
しつこく流すもノーバイト・ノーフィッシュ。
スタートからつまずく結果となった。。
開始、約2時間が無駄になったように感じるが、逆に釣れなかったことで
本来の戦略で闘いぬく気持ちも持てた。
とはいえ、前日までは荒れに荒れていた北浦本湖。
バスの動き・試合直前プラカラの変化を把握することに重きをおいて各エリアを回って行った。
風がプロテクトできるスポットでの1匹↓
普通のキーパーサイズだけど、この1匹から多くのヒントをもらい
キーパーを次々にキャッチして行くことが出来た。
具体的には前日の強風がプロテクト出来るシャローエリアなら比較的イージーに釣れるイメージ。
アシ、ドッグの壁、浚渫、リップラップ等、お昼までにキーパーを数本捕れたお陰で
気持ち的にも余裕が出来、本来のリズムで釣っていくことが出来た。
本来は杭と浚渫がキッカーパターンになるのでは?っと予想していたが
浚渫でも500グラムくらいの普通のキーパーがヒットしてきたため
狙いを杭に絞っていき、狙い通りにキロアップをゲット!!
リミットメイクでホッとした反面、まだまだ勝負になるようなウェイトでは無かったため
ひたすら攻めの姿勢でタイムアップギリギリまでキャストし続けた。
もうダメか・・・っと思いも強くなり始めた帰着直前。
ラストエリアでの杭に数投。
今日1番の重みがロッドを伝い、慎重にランディングできた。
タイムアップ10分前の出来事。
この魚をライブウェルに入れ、キーパーを捨て帰着。
まさに起死回生の1匹だった。
結果・5匹で約3600グラムをウェイイン。
2日間の短期決戦では5位という結果は上出来。
釣りのリズムも悪くなく、勝負出来る。いや勝負に行かなければいけない状況。
決勝となる日曜日は攻める姿勢を貫き通す覚悟を決めた。
「DAY3」
そして、決勝の日曜日。
決勝は順位順なので5番フライト。
前日にフライトで場所を失敗しているので今日は素直に浚渫の1級ポイントに直行。
ヘビーダウンショットを手にまずは慣らしの1投目。
そんでもって本命スポットへ2投目の本気キャスト。
リグがボトムに付き、2回ほどアクションを入れたら、気持ちいいほどのバイト!!
北浦本湖のバスならではの横に走るバイトだったのでスイープにフッキング。のはずが・・・
まさかのアワセ切れ・・・・・・・・・。。。。(大涙)
原因はおそらくラインに傷が入っていたのだと思う。
前日にリグって試合本番までの間にどこかで傷が入ったのでは・・・・
あきらかに10LBの強度は無かった。。(涙)
間違いなく良い魚だっただけにショック大。。
でも、狙っている魚は間違いなく居る!!
そう自分に言い聞かせ、リズムの再構築を目指し、とりあえずの1匹↓
浚渫エリアでのスモラバで。
このサイズのバスでも試合では本当に貴重な存在です。
結果的にはライブウェウルからリリースするサカナだったけど、気持ちの面でかなり助けられた。
で、2匹目も同じリズムでゲット。
時間は10時前。 キーパー2匹で約700グラム。
そこから、勝負の杭をラン&ガン開始!!
とある杭にて、なんとティムコサポートチームが見守る時に2連発!!
2匹ともキロオーバーのキッカー!!
これでライブウェウルの中は4匹。
1キロ。
1キロ。
350グラム。
350グラム。
あと1匹釣ればとりあえず、いい成績で終えられる。
がっ、「ここでキーパーを狙いに行っているようでは戦いに参加する資格すらない」と
自分に言い聞かせ、攻めの姿勢を崩さず、攻めに攻めた。
それもただ、闇雲にある杭を撃つのではなく、自分が自信を持てる杭のみのラン&ガン。
そして・・・
沖合にたった1本だけ立っている杭へキャスト。
1投目は杭の右側に投げてギルバイト。
次に2投目は杭の左側へ。
着底し、ステイした瞬間にビッグバイト~~。。
一瞬、キャットフィッシュか?っと思ったが綺麗なキッカーだった。。
ネットインした瞬間をオブザーバーさんが撮ってくれていました。
思い通りの場所で思い通りのバイト。思い通りのサカナ。
本当に痺れる瞬間。 精神的に楽になり、デッキに倒れこむ始末・・・。。(苦笑)
でも、本当に痺れました。
これで、リミットメイク達成。
その後、次に入った杭でも約900グラムをキャッチ。入れ替えに成功。
帰着ギリギリまで杭のみのラン&ガンをやり続け
最後の杭でも約600グラムをキャッチ。
結果、最終日にウェイインしたサカナはすべて杭で釣ったバスで揃った。
帰着し、ウェイトを運営スタッフに申し出ると・・・
なんとなんとトレーラーウェイインを告げられました。それもラストで。。
トーナメンターにとって最高の舞台であるトレーラーウェイイン。
多くのギャラリーの前で自分という存在を知ってもらえる数少ない機会。
また、この北浦水系戦は今のTOP50の試合では一番広大であり
一番タフであり、一番影響力がある試合ではないだろうか。
その試合で自分という存在意義をアピールできたことを本当に嬉しく思います。
最終日の結果は5匹・約4500グラムでトップウェイトをマーク!!
悲願のTOP50初優勝を飾ることが出来た。
TOP50にエントリーして早8年。
届きそうで届かなかった優勝カップをやっと手に出来、正直ホッとしています。
ただ、この結果はもう過去のこと。
次のTOP50第4戦・桧原湖でも好成績を収められるよう今後も精進していきます。
年間ランキングもイイ感じですし。。
TOP50第3戦北浦にて念願のTOP50初優勝を飾ることが出来ました。
まず初めに、スポンサー様、応援してくださる多くの皆様、ガイドゲストの皆様、その他にも
挙げればキリが無い程、大勢の僕を支えてくれる方々が
居てくれたからこその結果であることは紛れも無い事実。
僕に関わるすべての方に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!!
それでは試合を振り返っていこうと思います。
プリプラクティスは10日間。毎日12時間以上という長期に渡る練習を行いました。
しかし、練習とは言っても普通に魚釣りをしていたわけではなく、半月先(いや、今後)の
フィールドコンディションの予想。季節的に魚の動くであろうルートの模索を徹底的に行なった。
当然、10日間ではこのフィールドの完全把握は不可能。
各エリア、エリアに絞ってのプリプラクティスとなった。
そして、試合直前の公式プラクティス。
初日は北浦本湖を中心に。2日目はカスミ本湖とそれらをつなぐ川を探った。
結果、魚影自体は川が濃いが、他の選手とのバッティングや移動時間のロスト。
さらには北浦本湖のバスの活性がやたら高かったことで
試合本番では北浦本湖で勝負することを決めた。
「DAY1」
朝から北東風が吹き荒れ、まさかのスタート待機。
1時間ほど、待機し大会本部が出した結果は初日は中止。
本来3日間で行われるTOP50。
2日間になったことで「まとめる釣り<ハイウェイト」を求められる試合展開となった。
もちろん、試合が3日間だろうが2日間だろうが
毎日、全力で戦うのみなので特に意識することは無かった。
「DAY2」
そして、いよいよTOP50北浦戦が始まるDAY2。
北浦本湖で勝負することは心の中で決まっていたが
フライトが4番という好スタートだったため、浮気心が出て一人で独占できる掘割エリアを
ファーストポイントに選んだが、土曜日ということでオカッパリアングラーとのバッティング。
しつこく流すもノーバイト・ノーフィッシュ。
スタートからつまずく結果となった。。
開始、約2時間が無駄になったように感じるが、逆に釣れなかったことで
本来の戦略で闘いぬく気持ちも持てた。
とはいえ、前日までは荒れに荒れていた北浦本湖。
バスの動き・試合直前プラカラの変化を把握することに重きをおいて各エリアを回って行った。
風がプロテクトできるスポットでの1匹↓
普通のキーパーサイズだけど、この1匹から多くのヒントをもらい
キーパーを次々にキャッチして行くことが出来た。
具体的には前日の強風がプロテクト出来るシャローエリアなら比較的イージーに釣れるイメージ。
アシ、ドッグの壁、浚渫、リップラップ等、お昼までにキーパーを数本捕れたお陰で
気持ち的にも余裕が出来、本来のリズムで釣っていくことが出来た。
本来は杭と浚渫がキッカーパターンになるのでは?っと予想していたが
浚渫でも500グラムくらいの普通のキーパーがヒットしてきたため
狙いを杭に絞っていき、狙い通りにキロアップをゲット!!
リミットメイクでホッとした反面、まだまだ勝負になるようなウェイトでは無かったため
ひたすら攻めの姿勢でタイムアップギリギリまでキャストし続けた。
もうダメか・・・っと思いも強くなり始めた帰着直前。
ラストエリアでの杭に数投。
今日1番の重みがロッドを伝い、慎重にランディングできた。
タイムアップ10分前の出来事。
この魚をライブウェルに入れ、キーパーを捨て帰着。
まさに起死回生の1匹だった。
結果・5匹で約3600グラムをウェイイン。
2日間の短期決戦では5位という結果は上出来。
釣りのリズムも悪くなく、勝負出来る。いや勝負に行かなければいけない状況。
決勝となる日曜日は攻める姿勢を貫き通す覚悟を決めた。
「DAY3」
そして、決勝の日曜日。
決勝は順位順なので5番フライト。
前日にフライトで場所を失敗しているので今日は素直に浚渫の1級ポイントに直行。
ヘビーダウンショットを手にまずは慣らしの1投目。
そんでもって本命スポットへ2投目の本気キャスト。
リグがボトムに付き、2回ほどアクションを入れたら、気持ちいいほどのバイト!!
北浦本湖のバスならではの横に走るバイトだったのでスイープにフッキング。のはずが・・・
まさかのアワセ切れ・・・・・・・・・。。。。(大涙)
原因はおそらくラインに傷が入っていたのだと思う。
前日にリグって試合本番までの間にどこかで傷が入ったのでは・・・・
あきらかに10LBの強度は無かった。。(涙)
間違いなく良い魚だっただけにショック大。。
でも、狙っている魚は間違いなく居る!!
そう自分に言い聞かせ、リズムの再構築を目指し、とりあえずの1匹↓
浚渫エリアでのスモラバで。
このサイズのバスでも試合では本当に貴重な存在です。
結果的にはライブウェウルからリリースするサカナだったけど、気持ちの面でかなり助けられた。
で、2匹目も同じリズムでゲット。
時間は10時前。 キーパー2匹で約700グラム。
そこから、勝負の杭をラン&ガン開始!!
とある杭にて、なんとティムコサポートチームが見守る時に2連発!!
2匹ともキロオーバーのキッカー!!
これでライブウェウルの中は4匹。
1キロ。
1キロ。
350グラム。
350グラム。
あと1匹釣ればとりあえず、いい成績で終えられる。
がっ、「ここでキーパーを狙いに行っているようでは戦いに参加する資格すらない」と
自分に言い聞かせ、攻めの姿勢を崩さず、攻めに攻めた。
それもただ、闇雲にある杭を撃つのではなく、自分が自信を持てる杭のみのラン&ガン。
そして・・・
沖合にたった1本だけ立っている杭へキャスト。
1投目は杭の右側に投げてギルバイト。
次に2投目は杭の左側へ。
着底し、ステイした瞬間にビッグバイト~~。。
一瞬、キャットフィッシュか?っと思ったが綺麗なキッカーだった。。
ネットインした瞬間をオブザーバーさんが撮ってくれていました。
思い通りの場所で思い通りのバイト。思い通りのサカナ。
本当に痺れる瞬間。 精神的に楽になり、デッキに倒れこむ始末・・・。。(苦笑)
でも、本当に痺れました。
これで、リミットメイク達成。
その後、次に入った杭でも約900グラムをキャッチ。入れ替えに成功。
帰着ギリギリまで杭のみのラン&ガンをやり続け
最後の杭でも約600グラムをキャッチ。
結果、最終日にウェイインしたサカナはすべて杭で釣ったバスで揃った。
帰着し、ウェイトを運営スタッフに申し出ると・・・
なんとなんとトレーラーウェイインを告げられました。それもラストで。。
トーナメンターにとって最高の舞台であるトレーラーウェイイン。
多くのギャラリーの前で自分という存在を知ってもらえる数少ない機会。
また、この北浦水系戦は今のTOP50の試合では一番広大であり
一番タフであり、一番影響力がある試合ではないだろうか。
その試合で自分という存在意義をアピールできたことを本当に嬉しく思います。
最終日の結果は5匹・約4500グラムでトップウェイトをマーク!!
悲願のTOP50初優勝を飾ることが出来た。
TOP50にエントリーして早8年。
届きそうで届かなかった優勝カップをやっと手に出来、正直ホッとしています。
ただ、この結果はもう過去のこと。
次のTOP50第4戦・桧原湖でも好成績を収められるよう今後も精進していきます。
年間ランキングもイイ感じですし。。
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