2012年10月12日金曜日

サンプルテスト釣行。

TOP50霞水系戦から琵琶湖に帰ってきてからは、すぐさまティムコの商品テスト。
主にNEWロッドのテストです。

琵琶湖をメインに開発しているロッドや全国的に使えるロッド。
さらにはベイトフィネスやスピニングまで、とにかく今回のサンプルは量が多く
それぞれを実際の現場で試すことも一苦労。。

ということで琵琶湖大橋を越え、北湖へ。
イージーなサカナで各サンプルを手っ取り早く試す作戦。

今回はなんと。

TOP50・紀伊半島のリビングレジェンド・山岡計文プロもテストに参加です。
もちろん、お馴染みティムコ開発課のO氏も一緒です。

が、しかし・・・ターンオーバーの影響が強烈なマザーレイク。
どこまで行っても水質が・・・粉々。。。

こうなってしまうと、喰わせの釣りは難しく、リアクションの釣り、もしくはスローな喰わせに
頼るかかありません。。 早々に南湖に戻って。。

O氏がスピニングでグッドサイズをキャッチ。
テストには十分なサイズです。

山岡プロは7フィートHアクションのプロトで↓

ターンオーバー時に強い「ブレードマスター」で50アップ。
トレーラーフック1本がかり。。この時期のトレーラーフックは必需です!!


とにかく今回のサンプルロッドが多く、キャスト、キャスト、キャスト・・・。。

パワー、テーパー、グリップ、デザインはもちろん
キャスタビリティー、操作性、感度、トルク、そしてトータルバランス。
1本1本見つめては、3人であーだこーだの議論の繰り返し。

僕もティムコに入ってロッドのテストは何度も参加させてもらっているので
ビミョ~なニュアンスでもO氏に伝わる(僕の言っていることを理解してくれる)ので
年々、作業効率もアップしています。

今いるティムコプロスタッフの中でもO氏と接している時間が
一番長いのが僕なわけで当然といえば当然か。。

ここ数年は山岡プロも頻繁にテストに加わっており、お互いの意思疎通はスムーズに。

琵琶湖が苦手??っと言っていた山岡プロが結局、一番釣っててるし。(笑)



写真は釣果の一部ですが、やはりというか、リアクション的な釣りの方が
多少、分があるように感じました。

テストなので色んな釣りで釣れるのが一番理想的なんですが
自然相手ということで毎回、そんなに上手くはいきません。。
様々なルアーやリグを取っ替え引っ替えし、それぞれのロッドのクセを見極めることが
一番の目的ですしね。


ただ、今回の琵琶湖で一番効果的だった釣りはスピナーベイトでした。


琵琶湖のヘビースピナーベイトをマスターした山岡プロは↓

59センチのジャンボなサイズまでゲット!!
これまた「ブレードマスター」
そして、これまたトレーラーフック1本がかりでした。

それにしても流石はTOP50選手。
決して簡単ではなウィードエリアでのヘビースピナーベイトのスローロール。
いとも簡単にマスターしてしまうあたりは、やはり釣りセンス抜群です!!
��こんなこと言ったら山岡プロに怒られるかな??)


この山岡プロが釣っていたロッドは名前も正式にはまだ決まっていないロッドで
「7フィートのHアクション」ハッキリ言ってめちゃくちゃ良いロッドに仕上がってます。

現状でも製品化へ向けてGOサインが出来るレベルまで仕上がっているのですが
残念なことに正式にラインナップに入るかどうかは、まだ未定。


当たり前ですが、プロスタッフがすべて決めるわけではありません。
個人的には最高のロッドでも、他人が使ったら釣れないのはダメなロッドとなる
��当然、売れなければ論外。)訳でワガママだけではいい商品は生まれません。


いつも言ってますが

誰が使っても同じような性能が発揮されるモノが、良いモノとなります。


そのへんが開発の難しさであり、やりがいとなるわけです。


ほとんどの釣り人が時間的に余裕がなく、釣り出来る時間も1年を通して限られているわけで
その限られた時間の中で少しでも、ワクワクや感動、多くのサカナとの出会いがあるように


手を抜くわけにはいきません。