2013年7月24日水曜日

TOP50 第3戦 北浦戦優勝!!

すでにご存じの方も多いかと思いますが・・・
TOP50第3戦北浦にて念願のTOP50初優勝を飾ることが出来ました。

まず初めに、スポンサー様、応援してくださる多くの皆様、ガイドゲストの皆様、その他にも
挙げればキリが無い程、大勢の僕を支えてくれる方々が
居てくれたからこその結果であることは紛れも無い事実。
僕に関わるすべての方に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!!

それでは試合を振り返っていこうと思います。
プリプラクティスは10日間。毎日12時間以上という長期に渡る練習を行いました。
しかし、練習とは言っても普通に魚釣りをしていたわけではなく、半月先(いや、今後)の
フィールドコンディションの予想。季節的に魚の動くであろうルートの模索を徹底的に行なった。

当然、10日間ではこのフィールドの完全把握は不可能。
各エリア、エリアに絞ってのプリプラクティスとなった。


そして、試合直前の公式プラクティス。
初日は北浦本湖を中心に。2日目はカスミ本湖とそれらをつなぐ川を探った。
結果、魚影自体は川が濃いが、他の選手とのバッティングや移動時間のロスト。
さらには北浦本湖のバスの活性がやたら高かったことで
試合本番では北浦本湖で勝負することを決めた。


「DAY1」
朝から北東風が吹き荒れ、まさかのスタート待機。
1時間ほど、待機し大会本部が出した結果は初日は中止。
本来3日間で行われるTOP50。
2日間になったことで「まとめる釣り<ハイウェイト」を求められる試合展開となった。
もちろん、試合が3日間だろうが2日間だろうが
毎日、全力で戦うのみなので特に意識することは無かった。


「DAY2」
そして、いよいよTOP50北浦戦が始まるDAY2。
北浦本湖で勝負することは心の中で決まっていたが
フライトが4番という好スタートだったため、浮気心が出て一人で独占できる掘割エリアを
ファーストポイントに選んだが、土曜日ということでオカッパリアングラーとのバッティング。

しつこく流すもノーバイト・ノーフィッシュ。
スタートからつまずく結果となった。。

開始、約2時間が無駄になったように感じるが、逆に釣れなかったことで
本来の戦略で闘いぬく気持ちも持てた。

とはいえ、前日までは荒れに荒れていた北浦本湖。
バスの動き・試合直前プラカラの変化を把握することに重きをおいて各エリアを回って行った。
風がプロテクトできるスポットでの1匹↓

普通のキーパーサイズだけど、この1匹から多くのヒントをもらい
キーパーを次々にキャッチして行くことが出来た。
具体的には前日の強風がプロテクト出来るシャローエリアなら比較的イージーに釣れるイメージ。
アシ、ドッグの壁、浚渫、リップラップ等、お昼までにキーパーを数本捕れたお陰で
気持ち的にも余裕が出来、本来のリズムで釣っていくことが出来た。

本来は杭と浚渫がキッカーパターンになるのでは?っと予想していたが
浚渫でも500グラムくらいの普通のキーパーがヒットしてきたため
狙いを杭に絞っていき、狙い通りにキロアップをゲット!!

リミットメイクでホッとした反面、まだまだ勝負になるようなウェイトでは無かったため
ひたすら攻めの姿勢でタイムアップギリギリまでキャストし続けた。
もうダメか・・・っと思いも強くなり始めた帰着直前。
ラストエリアでの杭に数投。
今日1番の重みがロッドを伝い、慎重にランディングできた。

タイムアップ10分前の出来事。
この魚をライブウェルに入れ、キーパーを捨て帰着。
まさに起死回生の1匹だった。

結果・5匹で約3600グラムをウェイイン。

2日間の短期決戦では5位という結果は上出来。
釣りのリズムも悪くなく、勝負出来る。いや勝負に行かなければいけない状況。
決勝となる日曜日は攻める姿勢を貫き通す覚悟を決めた。


「DAY3」
そして、決勝の日曜日。
決勝は順位順なので5番フライト。
前日にフライトで場所を失敗しているので今日は素直に浚渫の1級ポイントに直行。
ヘビーダウンショットを手にまずは慣らしの1投目。
そんでもって本命スポットへ2投目の本気キャスト。
リグがボトムに付き、2回ほどアクションを入れたら、気持ちいいほどのバイト!!
北浦本湖のバスならではの横に走るバイトだったのでスイープにフッキング。のはずが・・・
まさかのアワセ切れ・・・・・・・・・。。。。(大涙)
原因はおそらくラインに傷が入っていたのだと思う。
前日にリグって試合本番までの間にどこかで傷が入ったのでは・・・・
あきらかに10LBの強度は無かった。。(涙)
間違いなく良い魚だっただけにショック大。。


でも、狙っている魚は間違いなく居る!!


そう自分に言い聞かせ、リズムの再構築を目指し、とりあえずの1匹↓

浚渫エリアでのスモラバで。
このサイズのバスでも試合では本当に貴重な存在です。
結果的にはライブウェウルからリリースするサカナだったけど、気持ちの面でかなり助けられた。
で、2匹目も同じリズムでゲット。

時間は10時前。 キーパー2匹で約700グラム。
そこから、勝負の杭をラン&ガン開始!!

とある杭にて、なんとティムコサポートチームが見守る時に2連発!!
2匹ともキロオーバーのキッカー!!

これでライブウェウルの中は4匹。

1キロ。
1キロ。
350グラム。
350グラム。

あと1匹釣ればとりあえず、いい成績で終えられる。

がっ、「ここでキーパーを狙いに行っているようでは戦いに参加する資格すらない」と
自分に言い聞かせ、攻めの姿勢を崩さず、攻めに攻めた。

それもただ、闇雲にある杭を撃つのではなく、自分が自信を持てる杭のみのラン&ガン。

そして・・・
沖合にたった1本だけ立っている杭へキャスト。
1投目は杭の右側に投げてギルバイト。
次に2投目は杭の左側へ。

着底し、ステイした瞬間にビッグバイト~~。。

一瞬、キャットフィッシュか?っと思ったが綺麗なキッカーだった。。

ネットインした瞬間をオブザーバーさんが撮ってくれていました。

思い通りの場所で思い通りのバイト。思い通りのサカナ。
本当に痺れる瞬間。 精神的に楽になり、デッキに倒れこむ始末・・・。。(苦笑)

でも、本当に痺れました。
これで、リミットメイク達成。

その後、次に入った杭でも約900グラムをキャッチ。入れ替えに成功。

帰着ギリギリまで杭のみのラン&ガンをやり続け
最後の杭でも約600グラムをキャッチ。

結果、最終日にウェイインしたサカナはすべて杭で釣ったバスで揃った。


帰着し、ウェイトを運営スタッフに申し出ると・・・
なんとなんとトレーラーウェイインを告げられました。それもラストで。。

トーナメンターにとって最高の舞台であるトレーラーウェイイン。

多くのギャラリーの前で自分という存在を知ってもらえる数少ない機会。

また、この北浦水系戦は今のTOP50の試合では一番広大であり
一番タフであり、一番影響力がある試合ではないだろうか。

その試合で自分という存在意義をアピールできたことを本当に嬉しく思います。

最終日の結果は5匹・約4500グラムでトップウェイトをマーク!!

悲願のTOP50初優勝を飾ることが出来た。

TOP50にエントリーして早8年。
届きそうで届かなかった優勝カップをやっと手に出来、正直ホッとしています。

ただ、この結果はもう過去のこと。

次のTOP50第4戦・桧原湖でも好成績を収められるよう今後も精進していきます。
年間ランキングもイイ感じですし。。